ご挨拶
産まれも育ちも熊本で、熊本大学出身ですが、大学卒業後は静岡県の浜松市で勤務しておりました。浜松市で働く事を選んだ理由は趣味にしているブラジリアン柔術の世界チャンピオンが浜松市にいたからです。趣味とは言いつつもかなり真剣に取り組んでおり、学生時代は一日二部練や三部練をこなし、長期休みではアメリカでの武者修行や世界大会への出場など海外遠征も行っていました。浜松に移ってからは毎日世界チャンピオンと練習を重ね、ぐんぐんと上達する事に喜びを感じておりましたが、練習をし過ぎたためか頚椎のヘルニアになってしまい、今は地元の熊本でゆっくりと自分のペースで練習をしております。
このように少し変わった経歴を持つ私ですが、医療に対してはいつも真剣に取り組み、日々研鑽を重ね、研修医の学力テストでは全国で1位となった事もありました。
精神科の研修を行った病院は、地域の患者様に「最後の砦」と言われており、どんな患者様でも断らない事をモットーとしていため、難治な患者様を担当する事も多く、一つ一つが大変勉強になるものばかりでした。そこでは、エビデンスに基いた治療だけではなく、一人一人の患者様の価値観を尊重し生まれ育った環境などを深く理解しながら、粘り強く支援を続ける事で、難治な患者様でも回復の道をたどる事が出来るという事に喜びを感じておりました。また、高齢者医療を学ぶために非常勤で訪問診療クリニックにも7年間勤務していました。そこでは認知症の患者様への対応が中心でしたが、うつ病や不安障害、ひきこもりなどで通院困難な方など訪問診療ならではの患者様を担当しておりました。また、お看取りや夜間の往診も積極的に行うクリニックであったため、週に3回の当直で内科疾患への対応や年間200名の患者様のお看取りを行わせて頂いたり、常勤先と合わせて一週間連続で当直する事もあるなどエネルギッシュに働いておりました。
2020年に熊本に帰ってからは、児童精神科についての知識を深めるためにメンタルクリニック保田窪で勤務を開始し、2022年には院長職を勤めました。そこでは、無限の可能性を秘めた子どもたちが周囲の温かい支援を受けながら劇的に改善していくのを目の当たりにし、児童精神に携わる事が出来る喜びや、やり甲斐を日々感じておりました。
開院後は、児童精神科の予約が取れずに多くの方がお困りになっている現状を少しでも改善出来るように、可能な限り初診の患者様を受け入れて参りたいと思います。また、精神科での訪問診療を行なっている医療機関が少ない中で、通院出来ずに家の中で悩んでいる患者様やその御家族への支援が行き届くよう、元気に熊本市内を駆け回りたいと思います。このように、やりたい事が沢山ある私ですが、持ち前のエネルギッシュさを活かして、地域貢献のために邁進して参ります!どうぞよろしくお願い申し上げます。
院長 頼藤 暁(よりふじあきら)
略歴
- 昭和59年生まれ
- 平成15年 熊本県立熊本高校卒業
- 熊本大学法学部を経て平成19年 熊本大学医学部入学
- 平成26年 熊本大学医学部卒業
- 平成26年 浜松労災病院
- 平成28年 好生会三方原病院
- 令和2年 メンタルクリニック保田窪
- 令和4年 メンタルクリニック保田窪院長
- その他非常勤でひかり在宅クリニック浜松本院、坂の上ファミリークリニックで訪問診療、あおば病院で認知症外来を担当。
所属学会・資格
- 日本精神神経学会専門医
- 認知症診療医
- 認知症サポート医
- 日本精神神経学会
- 日本在宅医療連合学会
- 日本認知症学会